昨日の記事にコメントありがとう!

「運」、ごはん粒使ったのわかりました?

すごい!

 

* * *

 
 
今日もいただいた質問にお答えし、もし他のだれかにも参考になればいいなと思い、記事にさせていただきます。
ただ、すみません。私は専門家ではなくただの主婦です。経験談であればお話しすることもできますが、アドバイスなどはできかねることもあります、ご了承ください。
 
 
【ご質問①】
私の次男はADHDと診断されていて、毎日怒ってばかりで、そのせいで最近息子とも、主人とも、先生とも関係が悪くなってきていました。ブログを見て、いい所を見つけて、そこをほめたりおもしろがったりするってすごくポジティブな向き合い方だなって思いました。

ただ、親は、なんだかんだいっても愛情があるから、だめな部分もおもしろがったりできますが、世間(子供の場合は主に学校と習い事かな?)はそうはいきませんよね。成績は容赦なくテストの点や提出物の出来で決まるし、生活態度も普通クラスである以上普通でなければ問題とみなされ、親に注意するように指示が来る。そこを個性としておおらかな目で見続けると(悪く言うと放置)、年齢があがるにつれ、息子が一番つらい思いをするんじゃないか、と。周りの人にはなぜ薬という選択肢もあるのに、薬を試さないのか、となんとなくプレッシャーをかけられるときもあります。もし薬のおかげで集中できるようになって勉強ができるようになったり、先生に怒られる回数が減ったら、その方が本人のためなのか。悩みます。

 
 
【お返事】
お悩み、すごくわかります。
社会のなかで生きていく以上、ルールややり方に沿ってスムーズに生きてくれたらというのが理想ですよね。

私も、長男に関しては、学校でのルール(宿題・提出物・時間割りの用意)をキョウタまかせにしてしまうと、きっとできなさすぎてキョウタ自身が傷つき、自信をなくし、悪循環になると思ったので、キョウタが身に着くペースを見ながら支援しております。
 
例えば学校の明日の用意をする際
小1…声をかけ、一緒に(ほぼ私が)行う。
小2…声をかけ、一緒に(キョウタメインで)行う。
小3…声をかけ、自分でやらせる(その後たまに中身を私が確認する)
小4…声をかける。
 
こんな感じで、本人の特性やペースに合わせ、行なっています。
出来て当然のことでも、できたときには誉め、何個も何個も成功体験を積ませ、自信を持たせることを大切にしています。
 
もし、周りから見たら甘やかしに見えるかもしれませんが、本人の自立だけを重視し、手を貸さず、最初から声かけだけをするより、キョウタの場合はスモールステップで時間をかけ本人の力に変えていくほうが、確実で、自信になりやすいのです。
きっと支援なしでは「怒られること」だけが増え、自信がなくなっていたと思います。(キョウタが年少のときにそれを実感しました)
 
あと、世間(習い事や学校)の理解が得られないという点。
それはどうしても環境によるので、私の経験談などはあまり力にならない気がするのですが(実際、私も習い事の先生に関しては合う・合わないはいます)、学校の場合、話し合いでも理解を得られないのであれば、以前の記事でも書きましたが、専門的機関に間に入ってもらうこともひとつの手だと思います。
 
私の場合は、入学前に療育機関の先生と学校との三者面談をやったり、入学後は通級でお世話になっている先生に相談したり、スクールカウンセラーさんに間に入ってもらったこともあります。
保護者が伝えるとカドが立ったり冷静に伝えられないことも専門家からの声だと理解が得られることもあると思います。
 
あと、私が育児をしているなかでいつも頭にあるのは【ペアトレーニング】です。私は、療育施設でペアトレーニング教室を開催してくれたときに受講することができました。
これは、親の対応を変えるというもので、もし片づけをしてほしいとき「もー!また散らかして!早く片付けて!!」と伝えるのではなく、「この本は本棚入れます。おもちゃはこの箱に入れます」など、伝え方を変えることで、子どもとのよりよい関わり方にしていくというものです。
本になっているものをあります。
もしよかったら、参考にしてみてください。
 
一番は、ご主人にもこのペアトレを学んでもらえたら最高だと思います。(難しいかもしれないですが)
 
服薬に関しては、キョウタに薬を用いたことがないので、意見は言えませんが、服薬で本人の自信や楽しさなどが得られるのであれば、やっぱりひとつの手だと思います。
 
成績については、我が家の場合は、キョウタは国語が苦手なので、自主学習では【できないもの(特に漢字)】に重点を当てやっています。漢字が得意な子であれば1回で覚える漢字でも、キョウタは1~2年かけてやっと覚えるものもあります。それでいいと思っています。確実に頭に入る年数が他の子と違うだけで、本人のペースで覚えていけばいいと、通級の先生とも同じ認識で今取り組んでいます。(なので国語の成績は良くないですが、夫婦間でもこれがベストだと思っています)
 
どうしても私はのんきなので、「ゆっくりでいい」「できないものは、少しできないままでもいい」「少しはみ出しても、楽しければいい」という考えなので、合わない人もいると思います。
どうか【我が家の場合】として、参考いていただく程度にしていただけると嬉しいです(^^)
 
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【ご質問②】
私は保育士をしています。
カナさんのキョウタくん、アイキくんとの
関わり方はいつも 自分を振り返るきっかけを
くれます。ありがとうございます。

キョウタくんがまだ小さい頃(年中、年長)は
お友達との関わりでどんなサポートを
されていましたか?
お返事を頂けると幸いです。
 
 
【お返事】
コメントありがとうございます。また、いつも読んでいただきありがとうございます。
 
キョウタが年中・年長のころのお友達との関わりですが、幼稚園のなかではむしろ友達とはあまり関わってなかったように思います。
幼稚園内での過ごし方は“好きな遊びで遊びたい”が強かったのか、友達と遊びたい!という気持ちより、何で遊びたいかが重要で、そのときに近くにいるお友達と遊ぶ…みたいな流れが多かったように思います。
なので、みんなが集団で遊んでいても特に興味がなく、マイペースに遊んでいたらしいので、先生も声掛けはするけど無理はさせないように気持ちを汲んでくださっていました。
 
ただ、人との距離感についてはやっぱり近くなることが多く、知らない大人の人にギューしたりくっついたりすることが目立ちました。
今は、「エアークッション(大きめのクッション1つ分くらいの距離)」と言って距離感を伝えていますが、幼稚園のころは「腕を伸ばした距離くらい離れようね」と伝えていました。(ただ、衝動性が強かったので、それでも思いのまま近づいてしまうことが多かったです)
 
あと、「近づいてもいい人」を指定して伝えたこともあります。
家族はOK、先生もOK、このママと、あのママはOK…など。
してはいけないことを伝えるより、オッケー枠を伝える方が、心に響きやすいことも多かったです。
 
年少のころは、友達とのトラブルが多かったですが、
 
・ルールは事前に予告する(トラブルの最中に伝えても頭に入らないけど、予告することでできる心構えでだいぶ安定しました)
・してはいけないことより、「こうするといいよ」という具体策を伝える
・ちょっとでも良かったこと(他の子にしてみればできて当然のことでも)はすぐ逐一褒める(成功体験になり、次もそうしようという気持ちが強まりました)
 
これらのことは普段から心がけ、声かけしていました。
 
もし、お聞きになりたかったことと論点がズレていたらごめんなさい。
参考になれば幸いです。
 
 
* * * * *
 
 
 

 

 

コメント

 コメント一覧 (4)

    • 4. アメちゃん
    • 2019/05/13 23:19
    • 私のコメントにお返事いただきありがとうございます。カナさんの感え方すごく好きです。書籍も読みたいなー。これからもブログ楽しみにしています。
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      ラム*カナ

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    • 3. あっくんママ
    • 2019/05/12 10:16
    • 楽しく拝見させて頂いてますヾ(●´∇`●)ノ
      前者の質問の方の内容が、少し残念な気持ちになってしまってコメントしました
      ワタクシは息子がグレーゾーンです
      が、診断は普通の子です
      なので、彼に療育とか国の支援等はなく
      ワタクシが色んな情報を手探りで入手したり、スクールカウンセラーの方に相談して実験したりしてます
      その中で、診断されたら宿題が減ったり(その子の特性等の考慮はありますが)入試が無くなったり、就職出来たりと話は聞いています
      グレーゾーンに関してはあくまで普通の子としての事しかないので、診断された方のが未来があるのでは?と思ってしまった事もあります
      怒るよりも自分の知識を増やし、未来の為にやれる事をしています
      言葉は良くないかもしれないですけど
      使える機関をしっかり使い、自分の認識のズレを修正し、周りの子との比較をやめ自分の子供の事をよく知る事なのかと思っています
      もちろん当事者の方々の苦労も計り知れないですが
      ワタクシも楽しんで生きたいと
      ワタクシ自身が楽しんで居ないと子供には直ぐに伝わります
      認識のズレを少しでも解消したら怒る事も格段に減り、先生への説明やスクールカウンセラーさんとの相談も月1回ですがしています
      なんかまとまり無いですが
      少しでも怒ることが減ると良いな~って思いました
      すみません_○/|_ 土下座
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      ラム*カナ

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    • 2. ららか
    • 2019/05/12 09:16
    • いつもブログを楽しく拝見させていただいています。
      我が家の2番目の子(男の子)はもうすぐ5才、幼稚園年中組ですが、今療育園で発達検査を受けていて検査結果待ちです。おそらくADHDの診断がおりると思います。
      今から就学までに出来ることはないか、どうしたらいいのか、日々悩んで模索しています。幸い何でも話せるママ友に小学校の先生がいて、その人が支援級の先生に色々聞いてくれたりして、私も動いています。また幼稚園はとても理解のある園で、職員会議で加配の必要性を話し合って申請していただいたり、息子はとても周りの人に恵まれた環境にあると思いますし、ますます親がやってあげられることを出来るだけしてあげなければ!と思います。
      キョウタくんの記事を過去から読み返させていただき、非常にうちの子に似ていて、これから先にぶつかるであろう問題が浮き彫りになり、参考になります。
      これからも参考にさせてきただきます。
      感謝をお伝えしたく、初めてコメントさせていただきました。ありがとうございました。
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      ラム*カナ

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    • 1. さくララ
    • 2019/05/12 08:52
    • お返事頂き ありがとうございます
      とても参考になりました。
      私の場合 近寄り過ぎてしまう子と 近づかれ過ぎてしまう子 の両方をみているので なかなか心の余裕がなくて ついつい「近づかれたら嫌なんだよ」っと相手の気持ちを 伝える事が多かったかもしれません。「してもいい事を伝える」を心にとめて 関わってみようと思います。
      「腕を伸ばした距離」もゲーム感覚でみんなで楽しんでみようと思います。
      カナさんの「一緒に遊んでくれて ありがとう」の言葉がけも 大好きです。集団の中で困り感をもったお子さんが孤立したり、悪いイメージを持たれないような お互いがお互いを支え合えるようなクラス作りを模索していきたいと思います。
      これからもブログ楽しみにしていま~す(╹◡╹)
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      ラム*カナ

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